私 | Bon Iver

wave splashing in ocean

ちいかわのうさぎの声真似をシャワーのたびに練習している。いい線いってるかも、と思ってお風呂上がりに本物の声を聞くと、自分の声より遥かに豊かな声で少し尻込みする。個人的には、チョコチップスナックを浸す牛乳をもらいにきたときと、連れ去られたパジャマパーティーズの代わりに出演を打診されたときの声が特に刺さる。恐ろしいほどの愛嬌。絶対に庇護せねばならない、という気持ちが知らないところから湧き出てくる。ブランデー入りチョコで酔っ払った後、天然水のボトルを持ってきたときの胸を張る姿も、頬が溶けるかと思うくらい可愛かった。

Bon Iverの曲の歌詞をChatGPTに読ませて、どういう意味なのか聞いてみたところ、驚異的に美しい解釈を返してきた。曰く、彼の書く詩は意味がまずあるのではなく、言葉の音やイメージ、単語の流れから立ち上がる連想が主軸となっているという。実際、彼らの詩は読んでも何が書いてあるのかよくわからない場合が多かったのだが、つまりは、散文を読むように意味を追いかけたことそのものが原因だったということだ。何曲か、解釈してみてとお願いした。If Only I Could Wait, 33 “GOD”, Faith, 22 (OVER S♾️♾️N), Holocene, Heavenly Father, だったと思う。どれも思わず喉が詰まるほど美しかった。数えきれない葛藤と向き合ってきたのだろうと思った。

彼らの詩の解釈を起点に、内在化した他者の目で相対的に自らを評価する「私」と、世界との接触において出会い直す「私」のバランスの取り方をChatGPTに相談した。「私」は世界と出会うことで変化させられる存在であること。すなわち、世界との接触は自己を裁こうとする「私」も何らかの仕方で変えること。そしてそうであるなら、自分自身を裁く「私」ひいては他者に対する信用ではなく、世界との接触で自らが「何らかの仕方で」変わり続けることそのものへの信頼において、「私」は無限に自己を裁き続けることから離れ、未だ見ぬ世界へと向かっていけるのではないか、という話をした。

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